■日本音楽の素晴らしさを再発見! 20世紀初頭、78回転盤に刻まれた最初期録音の数々が蘇る!!!
世界中の音源を掘り起こしてきたシアトルの人気レーベル Sublime Frequencies がミャンマー、韓国に続く〈アジアのSP盤アンソロジー〉第3弾として選んだのは、なんと日本の20世紀初頭の音源だった。フレッド・ガイズバーグ一行が日本で初めて録音を行った1903年の2月から1912年の間に、英国グラモフォンや米国コロンビアといったレコード会社によって出張録音された貴重な音源など15トラックを厳選。雅楽から義太夫、俗曲、落語、尺八などの器楽演奏まで、当時日本で盛んだった様々な〈音〉を収録している。オリジナルの英文ライナーのほか、本作には日本の芸能史研究の第一人者で、SPレコード研究家の岡田則夫氏による日本語解説を添付し、当時の出張録音の背景から収録曲の内容まで、詳細な説明を加えてくださった。外国人から見た〈日本吹込み事始〉といった内容の本作は、改めて日本音楽の歴史を見つめ直すキッカケとなりそうだ。
●日本語解説:岡田則夫
トラックリスト
1. 雅楽「陪臚(平調)」雅楽師長東儀季煕氏外雅楽師
2. 義太夫「千両幟櫓太鼓」豊沢兵吉・三味線
3. 長唄「筑摩川」東屋小満之助
4. 俗曲「かっぽれ」新橋すま子
5. 法界節「追分節」法界連
6. 三曲「松風」上原真佐喜、高橋清章、福城可童
7. 落語「浮世風呂」柳家小さん
8. 雅楽「合歓塩(太食調)」雅楽師長東儀季煕氏外雅楽師
9. 竹琴「汐くみ笠尽し」三升家勝栗
10. 謡曲「杜若」梅若万三郎、梅若六郎
11. 尺八「三十三間堂きやり」一睡軒花堂
12. 俗曲「猫じゃ猫じゃ」吉原〆寿
13. 義太夫「堀川猿廻し」 竹本大隅太夫、豊沢団平・豊沢仙之助・三味線
14. 義太夫「三勝半七酒屋」 竹本春子太夫、豊沢新左衛門・三味線
15. 義太夫「太功記十段目」井上里貴司、豊沢新左衛門・三味線
日本音楽の素晴らしさを再発見!20世紀初頭、78回転盤に刻まれた最初期録音の数々! (C)RS